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ヤンヤン 夏の想い出


一生のうちに、この世に存在する映画を全て観ようって決めたので、
毎日が忙しくてしょうがないんです。
ほんと、仕事とかしてる場合じゃないんだよ。

Yi_Yi-family.jpg
www.torontoreviewofbooks.com

2000年の映画「ヤンヤン 夏の想い出」は
台湾の映画監督、エドワード・ヤンの遺作。
悲喜こもごもの人生賛歌のような映画。
「悲」が中心だけど。

この映画に出会って、すでに観てしまったことが悔やまれる。
こんな映画に出会えるのって、人生で数回だものね。


a0089048_14542223.jpg
collider.com






あらすじ:(Yahoo! 映画)
ヤンヤンは祖母や両親、姉のティンティンと台北に住んでいる、
ごく普通の家庭の少年。ところが、叔父の結婚式を境に、
様々な事件が起こり始める。祖母は脳卒中で昏睡状態となり、
母は精神不安定となって新興宗教に走り、父は初恋の人と再会して心を揺らす。
姉は隣家の少女のボーイフレンドと交際を始めてしまう。
そして、ヤンヤンにも幼い恋心が芽生え始める


それぞれの登場人物が、それぞれの苦悩にもがき、苦しむ。
仕事、人間関係、家族、恋愛、生き甲斐などなど、
誰もが経験するありきたりな苦しみだけど、みんなうまく対処できない。
いくつになっても、流れにうまく身を任せることができない。
人生はなんて厄介なんだろう。

だけど、もっと細かなところで、人生は幸せに満ちていると気付かせてくれました。
辛く悲しいけれど、乗り越えたとき、何か心に温かい感情を抱いている。
ただし、それは、映画でそういうメッセージがあるわけでは決してなく、
観る側の気分なんですよね。ちょうど、この映画の登場人物たちみたく、
嫌な事、ちょっとした不幸が重なったときに観たので、
生きることの根本的な幸せが浮かび上がりました。

例えば、ヤンヤンのお父さんとその仕事の取引相手、イッセー尾形との会話に
「恋をしてから音楽が好きになった」と語るシーンがある。
音楽があまり好きではなかったけど、恋を知ってから音楽の喜びがわかる。
そういうことは、生きる希望をもたらしてくれるのではと思う。
何かのきっかけで、芸術やスポーツ、なんでもいいけど、
なにかに夢中になれる可能性に満ちているから、人生は幸福だ。

また、イッセー尾形の台詞で、
「Music makes me believe that life is beautiful」というものがある。
音楽は、人生を美しいと信じさせてくれる。
私の場合、音楽を聴くときのみずみずしい感覚は、
そのまま生きることの幸せに直結します。



東京のシーンもとても美しかった。
ピアノに合わせて東京の夜景のシークエンスが流れるけど、
こんなに美しい映像があるのかと、鳥肌が立って涙が溢れました。
エドワード・ヤンに、自分の中の何かを見透かされてる気がしました。
どうしてこの監督は私のこの気持ちを知っているんだろう、
誰にも気付かれていないと思ってたのに、見透かされていたんだと。


yi-yi-1999-03-g_convert_20151128022510.jpg
scumcinema.com


ヤンヤンは「ニューシネマパラダイス」のトトのようなイメージで、
とにかく可愛い。それだけで、映画的な楽しさがありますね。
最後、お葬式で手紙を読むトトの姿に、不覚にも号泣。
こういうので泣くの恥ずかしいよね…でもしょうがない。
「人が知らないものを教えてあげる人になりたい」
まだ何も知らない小さな男の子の、
これからの長く、美しい人生を予感させました。


映像も全編にわたって柔らかく美しい。
室内 (家やホテル)のシーンが多いけれど、
その室内灯の淡い黄色い光が自分の生活と重なる様でした。
私の家もこんな感じの照明で、自分の家族を思いました。
私の両親は、私が小さい頃から、
「自分が何をしてもどんな人間になっても、
自分を嫌ったり、見捨てたりすることはない」と
ずっと感じさせてくれました。
絶対的な愛を、1秒たりとも途切れずに注いでくれました。
それは親がどんな人間であれ、とても尊い愛で、
この家に生まれたことがどれだけ幸せか、思い知らされます。
普段からそれを意識することはないけど。





tumblr_m67jn2rs4B1ro2c2ro1_400.gif
guides.temple.edu


この映画は、好きな男の子が好きな女の子と一緒に
ギンレイホールのオールナイトで観たというのを聞いて、
悔しくなって、その日のうちにレンタルして観ました。
その結果こんなにいい映画で更に悔しい。

結婚式で始まり、お葬式で終わるこの映画。
「人生」というものをそのまま表わしてるかのようでした。
その「人生」を (きっと) 讃える映画なのではと思います。
素直におすすめです。
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Coco Iijima

Author:Coco Iijima
ヒップホップ・アクティヴィスト
1990年 東京生まれ

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