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映画館の意味


最近お金が無くてぜんぜん映画館に行っていない。
(お金が無いのは前からか)
映画を見るときはもっぱらDVDで自宅鑑賞。

特別なこだわりがなければ、
映画なんてDVDで見た方が良いに決まってるよね。
一時停止もできるし、何回でも観れるし、
見逃したところは早戻しできる。
自分のマナーも人のマナーも気にならない。
レンタルは値段も格段に安い。

私みたいに、大きなスクリーンで観ることとか、
迫力のある音響にあんまり価値を見出さない人が、
それでも映画館に行く意味とは。
ちょっと考えちゃう。


私がいちばん好きな映画館は大森にあるキネカ大森。
といっても片手で数えられるくらいしか行ったことがないし、
前述のとおり、最近はとんと行かなくなってしまった。


はじめて観に行ったのは確か3年前。
大好きなウォン・カーワイの「ブエノスアイレス」と
チェン・カイコーの「さらばわが愛 覇王別姫」の2本立てだった。
両映画の主演俳優であるレスリー・チャン特集だったかな。
上映時間は2本合わせると5時間近かったけど、時間を感じさせなかった。
上映後、感動のあまり、なかなか座席から立てず、
帰れる気がしなかったのを覚えている。あれはすごい映画だった。
「映画館は衝撃で帰れない人のために宿泊施設を併設すべきだわ」
と本気で思った。

良い映画を良い映画館で観ると、
その場の空気が高揚するのを肌で感じる。
上映後に明るくなるとちょっと照れ臭いけど、
みんなが良い笑顔や泣き顔。
なかなかそういう機会には出会えないけれど、
あの日のキネカ大森には、確かなグルーヴがあった気がします。

キネカ大森は、調べてみたら1984年に東京テアトルによって開館したそう。
西友の中(上)にあるのよね。なんとなく80年代感が漂う。
80年代を生きたことはないけど、あの独特な雰囲気がとても好きだ。


a011hall.jpg
(写真:港町キネマ通り)





辛くシビアな現実に毎日直面しながら、誰もが生きていますね。
世の中や欺瞞や腐敗に、心が折れそうになる。
誰もが分かり合えないのが当たり前で、
それを受け入れながらどうにか耐える日々。
だけど映画館で、心から良いと思える映画を観て、観客全員の心が
一体となる瞬間があると、全員と分かり合えているような気がして
みんな大好きだぜ!って気分になる。
抱えている問題や心配事が浄化されて、大勢と一緒に泣いたり笑ったりできる。
わざわざ映画館に行く意味はそこにこそある。

良い映画を観て、あーこの世界観を、この気持ちを分かる人が他にもいるんだ
というのが分かるだけでも嬉しい。
世の中捨てたもんじゃないと思えるんじゃないですか。
作り手の純粋な思いが見える映画に出会うと、もはや映画云々以前に、
その作り手が映画を作ろうと思ったという事実が愛おしい。

映画を愛して作る人、映画を愛して観る人、
その全てが一つになれるのが映画館です。




今はヌーヴェルヴァーグでも観たい気分。
ヌーヴェルヴァーグって、小さい映画館で観るのが一番良いよね。
月並みだけど、トリュフォーが観たい。
こんなこと書いていて、映画愛が沸々と燃え上がってきたから
『映画に愛をこめて アメリカの夜』がいい。
上映してくれないかなあ。

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Coco Iijima

Author:Coco Iijima
ヒップホップ・アクティヴィスト
1990年 東京生まれ

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