been dazed and confused for so long 

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
    --:-- | Top
 

外道したい/外道伝・林文浩


本を読むっていう行為は一歩ずれると苦痛にしかならない。
映画なら、つまらなくて難しくても見ていればそのうち終わるけど、
つまらない、難しい本は、無理矢理にでも頑張って読まないと終わらない。
それは学習でしかなく、娯楽的な要素が無くなり、苦痛になっていく。
そうやって途中で断念した本は数えきれない。

「本の虫」という言葉もあるほど、世の中には本好きな人が沢山いるけど、
私はつまらない、自分に合わない本は切り捨ててしまうなあ。
もはやネットで得る情報のほうが、簡潔で素早い。

それでも素晴らしい本が沢山あるのも知ってる。
私も今までに、何冊もそういう本に出会ってきた。
読んでいる間、完全にトリップしてしまう。
睡眠も食事も何もかも忘れてしまうあの感じ。
それはすごく不思議で、明らかに自分が興味の無い話題の本でも
のめり込むこともある。本当に運命みたいなものよ。

そういう、たまにある、ビビっとくる本に出会ったのは1年前。



ee4d9210ed16029c08bc2c910c3cfe5bd7f55cd1_m.jpg



林文浩「外道伝」

まあこの本は、存在を知ったときから、
いつか必ず読むであろうことは確信していたけれど。







林文浩さんは、言わずと知れた、編集界の魔物的存在であった人。
2011年、ガンで亡くなってしまった。
ファッション誌「DUNE」の編集長で、
90年代後半にPurple誌のエレン・フライスらへんに
日本の写真家の、鈴木親やホンマタカシや佐内正史やHiromix
を紹介したのが林さん。
(訂正:鈴木親さんがPurpleに
林さんを紹介したそうです。失礼しました!)
とにかくひとつの時代を作ったわけです。

青学出身だし、ファッション誌の編集長だから
オシャレだしインテリだけど気取らない感じが好きだわ。


ch_convert_20140420002258.jpg





その交友関係は言うまでもない。世界の名だたる写真家やアーティスト
とお友達だったわけで、アリ・マルコポロスやテリー・リチャードソン、
マーク・ゴンザレスやライアン・マッギンリー。
マリオ・ソレンティに関しては、林さんのニックネームである
「チャーリー」の名付け親。
ソフィア・コッポラに関しては、ソフィア監督作の
「ロスト・イン・トランスレーション」に出演しちゃってます。
スカヨハやビル・マーレイと楽しくやっちゃってるわけです。


51J0ZKT0P9L_convert_20140419220604.jpg







林さんのエピソードを書けばキリがないけれど、正に外道で、
色んな店や施設を出禁になる、異色の編集者だったのでしょう。
ロスト・イン・トランスレーションに出てくる「チャーリー」
そのまんま、パーティーを壊してまた次のパーティーに繰り出し
暴れるような人だったそう。




その林さんが2000年に出した本が「外道伝」

雑誌「リトルモア」の林さんの連載をまとめたもので
その名の通り「外道」、道を外れた生き方をする人々について
綴られた本です。

彫り師、万引き王、改造バカ一代、ゲーマーなどなど…

正直、万引きとか車の改造とか興味ないし(笑)
万引きなんて、記憶の限りしたことがないし、
車もあんま興味ない上に改造なんてハイパー興味ない。

それでも読んでてめちゃくちゃ面白かった!

それは何と言っても林さんの文才に寄るところが大きい。
これに尽きる。ものすごいスピードで読めて、
ページをめくる手が止まらないとはこのことよ。

それもそのはず、林さんは本当に色んな雑誌で書いてきた
ジャーナリストでもあるんだもんね。
90年代〜00年代の雑誌を読み返すと、至る所に林さんの
文が載っている。




「外道伝」には、普通の世界では生きられない、
居心地の悪さを感じる人を勇気づけてくれる言葉が沢山ある。
どう頑張っていけばいいか、外道の人間たちはどうあるべきか。
背中を押してくれている感じがします。

紹介されている外道たちや、林さん自身のエピソードは
本当にヤバくて、ここで書けない内容や、
女性としてツライこともあるから、
女性の読者が多いであろうこのブログを読んでる人には
あんまりオススメしないかなあ(笑)


charliebrown_convert_20140420003050.png








数年前、林さんが亡くなる少し前、なんかのきっかけで、
林さん主催のパーティーに行ける機会があった。
だけどその時、なんかビビっちゃって、私行かなかったんだよなあ。
行った友達は自分の作品見せたりして、気に入られたらしい。
私は見せられるものも、会う自信も無かった。

亡くなった今、その後悔が大きくて、少しは積極的に動いている。
(実際、去年の夏はDUNEでインターンさせてもらったの。)
林さんみたいな人はもう現れないのかな。
やー神格化しすぎ?でもリスペクトが止まらないよ。





スポンサーサイト
 
Comment
 
 
このコメントは管理人のみ閲覧できます
管理人のみ閲覧できます  [][Edit]
2014.06.16 Mon 14:28 ★Cococoxxx★  #-
失礼しました、すぐに訂正します。
Re: タイトルなし  [URL][Edit]






(編集・削除用)


管理者にだけ表示を許可
 
Trackback
 
 
http://coco329jeremy329.blog49.fc2.com/tb.php/544-4d1d7e54
 
 
プロフィール
 
 

Coco Iijima

Author:Coco Iijima
ヒップホップ・アクティヴィスト
1990年 東京生まれ

気になることあったらコメント、
またはメールaaliyahr.kelly2001@gmail.com ください。
大歓迎です。お仕事のご依頼も上記アドレスまで。

 
 
最新記事
 
 
 
 
最新コメント
 
 
 
 
最新トラックバック
 
 
 
 
月別アーカイブ
 
 
 
 
カテゴリ
 
 
 
 
カウンター
 
 
 
 
検索フォーム
 
 
 
 
RSSリンクの表示
 
 
 
 
リンク
 
 
 
 
ブロとも申請フォーム
 
 
 
 
QRコード
 
 
QRコード
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。