River's Edge

一応プライバシーの問題があるから、どことは言わないけど、
私の住んでいる町には運河がある。
脇道はマラソンコースみたいになっていて、
まわりはマンションに囲まれてて、
別に綺麗でもなんでもなく、
ゲトーな雰囲気が漂う。(と思いたい。カッコイイから)
リバーズ・エッジ
私は河のはずれに住んでいる。
マンションだし、そのマンションの敷地が結構広いから、
家からは河の気配はしないけど、少し歩くとすぐに運河に
出る、それが好き。隠れてたものがひっそり現れる。
でもどっしり存在してる。
その辺りの道が好き。時間帯は断然夜だね。19時くらい。
歩いてるだけで、匂いとか空気で河の近くにいるのが分かる。
きったない、無機質な町。
蛍光灯の街灯が殺風景。
最近のエセ都市開発で建設されたマンションと、
80年代からあるホラー映画みたいな団地。
実際はそんなことないけど、物騒な雰囲気がして、
何か起こりそう。
とかなんとか言ってるけど、
結局は、私のバイブル、岡崎京子の漫画
「リバーズ・エッジ」の舞台とかぶるから好きなんだ。
「リバーズ・エッジ」は多分世田谷のほうだと思うけど。
もう何度もこのブログで書いちゃったけど、
「リバーズ・エッジ」は人間が作り出したものとは
到底思えないくらいの傑作で、
私は岡崎京子という存在が信じられない。
その河にかかる橋から少し都心側に歩くと、すぐに首都高がある。
首都高って、壮大で好きだ。
夜になるとオレンジの光がぽつぽつ見えて、
綺麗でどうしようもないな。
そこ一帯の空気は、、あーなんでもない、好きだ。

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