Untitled
地元のスーパーで、買い物してる人たちを見ながらふらふらと歩いていた。
家族連れとか、おじいちゃんばあちゃん、学生、OL、サラリーマンとか
色んな人がいて、なんとなく眺めていた。
この季節だから、みんなダウンとか暖かそうなコート着て、マフラーとか
帽子とか耳当てつけて、暖かそうなブーツはいて、別にみんなオシャレで
センスがあるってわけじゃないけど、その時、「分かった!」って思った。
「こういうことか、ファッションは!」と。
何が分かったのか言葉に出来ないけど、人の流れがあって、時代の流れが
あって、季節の流れがあって、そうやってファッションが生まれていく感じ
が伝わってきて、背景のあるファッションっていうか、それがものすごく
愛おしいことに思えた。
寒いから厚着をする、暑いから薄着をする。っていう根本的な理由から
成り立つファッションがものすごく愛おしい。よく分からない気持ちだけど。
背景があるファッションはいつも本物で、嘘じゃない感じが好き。
気候的な背景ももちろんそうだし、カルチャー的な理由から来るファッションも
本物。会社に勤めてる人はスーツ着て、なんだろな、サーファーはサーファー系、
スケーターはスケーター系で、そおいうブランドもあって成り立ってる。
今年の気分は◯◯風、とかで、その時だけで、一時的にファッションを
まとめるってのがあまり好きじゃない。嘘をついて演じているような。
だから、ものすごいオシャレな人とかファッションが大好きな人って、
カッコいいけど、ちょっと違うんだよな。背景が見えなくて人間味が無い。
それもいいけどさ。
ただ、背景っていうけど、私みたいに社会のどのグループにも所属出来てない
ような人間はどうすればいいんだろ。私のファッションは何なんだろう。
アイデンティティが希薄だと、ファッションも難しい。あー、分からんなー。
たまに、部屋着みたいな格好で外出たり学校行ったりしちゃうことがある。
どうでもいい日だし、時間無くて授業遅れちゃうからってひどい格好で。
でも、そんな日でも、何人もの人とすれ違って、一応人と関わってるんだよね。
すると、何人もの人に私はひどい格好を晒して、印象づけてしまう。
大抵はどうってことないけど、予想外にいい出会いがあったりすると後悔する。
だからって毎日着飾ってキメるってのも、気負ってる感じがして嫌だ。
ファッションは難しい。
アイデンティティも性も職業も嗜好も思想も時間も、色んな要素が
入り組んで、溢れる服の中から選択して、買って、着なければいけない。
そんなこと、簡単に出来るわけがない。
「たかが服、されど服」だっけ?山本燿司の言葉。
本当に的を得た言葉だなーと思います。
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