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「めんどうくさいけど、いとおしい。いろいろあるけど、一緒にいたい。」


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「ぐるりのこと。」

製作年:2008
監督:橋口亮輔
出演:木村多江、リリー・フランキー



あらすじ(Wikipedia)
90年代初頭、出版社に勤める翔子と生活力に乏しいカナオは第一子の誕生を
控え幸せな日々を送っていた。カナオは画家を目指す傍ら法廷画家の職を得る。
その後生まれた子供が亡くなり、翔子は次第にうつに陥っていく。カナオは、
法廷に通ううちに東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件、地下鉄サリン事件と
いったさまざまな事件の公判を傍聴する。 時代の変化の中で二人の夫婦は
夫婦の絆を深めていく。






予告編見るだけでも涙が…。

私が、人生で見てきた中で一番の映画かも。

キャストから音楽まで、全部素晴らしい。





翔子が子供を亡くしてから、徐々に鬱になっていくっていうのが
いい描き方だと思った。直後はすぐに仕事に復帰したりして
結構平気だと思ってるんだけど、やっぱり相当ヤバいんだって
気付くのに時間がかかる。

その描写がもう、痛々しくて。本屋さんで人に隠れながらも
号泣するシーンとか、「ああ、本当に今この人絶望にいるんだ」
っていうのが伝わって辛い。木村多江さんが本当にうまい。。
「もうダメだ、私生きられない」っていう圧倒的な悲しみを、
よく演技でこんなにうまく表現できるな、と思う。
「私がしっかりしてれば大丈夫」って言ってた翔子が
ダメになっていっちゃうのが辛い。




その間、カナオは宮崎勤やサリン事件の裁判を聞いて、90年代を
代表する裁判に法廷画家として関わってく。90年生まれの私が
小さいころに無邪気に遊んでいた頃、こんなことが起きていたんだ
って思って胸が痛くなった。バブルも崩壊したし、この頃本当に時代
が変わったんだな、って感じる。




錯乱して、暴れる翔子をカナオがなだめるシーンは、私、ティッシュ
箱半分使うくらい、母体から出てきたときくらい、泣いた。
子供みたいに泣きじゃくって鼻水垂らしながら、翔子がね、
「どうして一緒にいるの?」って言ったらカナオがなだめつつ、
「好きだから。お前がいなくなったら困るし」って。

これって、夫婦間で、一番大切なことなんじゃないかと思う。
相手がどんな状態になっても、それがお金のことでも外見のことでも、
好きだから一緒にいたい。それがないなら、結婚や一緒にいる時間
なんて虚無だと思う。



その後、翔子が回復していくのを見て、見ているこっちも、
本当に清々しい気持ちになって、「ぐるりのこと。」を見て、
いっぱい泣いて、なんていうか、デトックスみたいなことが
出来た気がする。「ぐるりのこと。」を見た当時に自分が
辛かったことや、忘れられないような過去の辛いことが、
少しやわらいでいくのが分かった。



カナオは、だらしないし、感情おもてに出さないから何考えてるか
よく分からないし、頼りないけど、ちゃんと人と関わって向き合える
人なんだよね。それが、私が思う本当の優しさだと思う。普段の態度
や言動なんてどうだってよくて、誰かが死んじゃいそうなとき、真摯
にその人と向き合ってあげるのが、優しさだと思います。綺麗じゃ
なくても、受け入れる。発狂したって、鼻水汚くたって包み込む。
それが本当の愛だと思います。

リリーフランキーは"演技"っていう感じの演技をしなくて、自然で
そこがとても好きです。木村多江は逆に魂のかかった演技で、
ド迫力で、見ていてドキドキした。

(木村さんはね、実は私のご近所さんだった人で、それこそ映画の
舞台の90年代、私が子供だった頃、エレベーターで会ったりすれば
優しく挨拶して「カワイイ服着てるね」なんて声かけてくれて、
すごく綺麗で、あの時のあの人に、こんなに感動させられてるんだ、
と思うと胸がいっぱいになる。

私のことなんてもう忘れちゃってるだろうけど、あの頃の優しくて
綺麗な木村さん、忘れられないよ。)






エンディングで流れてくる、Akeboshiって人の「Peruna」が、
すごくいい。ここでまた涙が。。


いやーー、もう語り尽くせないですね。なんたって最高ですから。
橋口監督に感謝です。


夫婦で見たらいいんだろうけど、照れちゃうだろうね。
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Comment
 
 
2011.02.12 Sat 19:58 m*  #SVqLzQOU
またまたコメント失礼します!笑
ぐるりのこと。は私も今まで観た映画の中で1番ってくらい大好きです!!初めて見たときはもう衝撃で。観終わった後少し放心状態でした。
でもあまり簡単に人に勧められるような作品ではないし(笑)周りに共感してくれる人がいなかったので、この記事読んで1人で「そうそう!!」なんて言いながらなんだかとっても嬉しい気持ちになりました。
リリー・フランキーいいですよねー。ときどき見せる色気がたまりません。
木村さんは私が言うのもなんですが素晴らしい女優さんですよね。もう翔子にしか見えなかったです。ご近所さんだったなんて羨ましいです(*^_^*)
また映画観てみようかな・・・。
  [URL][Edit]
2011.02.13 Sun 23:03 Cococoxxx  #-
いつもコメントありがとうございます!!

共感してくれて嬉しいです!私のまわりには見たことがあるっていう人が少ないので語り合ったりできないのですが、いつも「これは50年に一本の映画だよ」っていって勧めてます。それでも興味持ってくれない…w

でも確かに、気軽には見れない映画かもしれませんね。。私みたいに号泣しちゃう人もいるでしょうし、辛くなる人もいると思うし、でもでも、やっぱり見終わった後に、すぐにとはいかなくても、清々しい気分になれると思うんです…監督とか役者とかスタッフが「本気で作ったんだな」って思える映画だと思います。しかも私は木村さんを昔から知っているから、「あの人が…」って思うと更に感動しちゃいます。

また語っちゃいましたね(笑)すいません。。。とにかく共感してくれて嬉しいです。
私もまた見てみようかな!
Re: タイトルなし  [URL][Edit]






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Coco Iijima

Author:Coco Iijima
ヒップホップ・アクティヴィスト
1990年 東京生まれ

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