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セッション


Filmarksで観た映画を投稿するとともに、
いつも (何様かと自問しつつ) 点数を付けているんだけど、
極たまにどうしても点が付けられない映画がある。
面白いとかつまらないとか、良いとか悪いとか
好きとか嫌いを超越した映画。

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※ネタバレします



『セッション』は完全に分からない映画だった。
新しい映画のような気がした、けど自分が古い人間というだけかも。
もちろん色んなレビューも解説も、町山vs菊池の論争も読んだ。
だけどやっぱり決着がつかん。
どう感じたらいいのか分からない。
だけどめちゃくちゃ面白かった、放心状態になるほど。


この映画を新しく、そして難しい映画だと思うのは、
従来ならこういう鬼教師は、実はしっかり生徒のことを思っていて、
作戦として厳しくしごき、最後には一流になれるほどに成長させている、
生徒も後でそれに感謝する。といったカタルシスが用意されているもの。
もしくはこの教師を悪として描くなら、最後に鬼教師を貶めるといった
カタルシスが用意されている。
セッションはそのどちらでもない。
色んな人の解説やレビューを読んで辿り着いたことだけど、
「音楽」というものが、そのグルーヴが、情熱が、
善悪を超えたカタルシスになっている。




でもでもー!これでもなんかスッキリしないのはやっぱり私が
古い人間だからなのかって思って落ち込むし、
さらに見終わった直後の感想が「鬼教師許すまじ」だったこととか
ダサいしやんなるー!!

JKシモンズ怖すぎなんだよな。。。
レシストかつセクシスト、暴力、殺人(未遂)、スタバdis、
これは鬼教師とかいう生温い言葉で片付けられるものじゃない。
JKシモンズいつも良い奴役だからそのギャップを狙ったとしか思えん。
これだけモラハラパワハラ、ポリコレ云々言われている中で
こんな凄惨な映像見せられると縮こまっちゃう。
それに対抗する主人公もどうかと思うよ。
( アンドリュー役の俳優、マイルズ・テラー。
ジェニファーローレンスの男版みたいで、
さらに顔をぐしゃっとしたような。こういう顔好きだ。)


だけどだけど普通に考えてみれば当たり前の話ですよねこれ。
鬼教師や鬼上司が、本当は生徒・部下のことを思ってくれているはず、
愛のムチ、なんてこれほど甘い考えは無い。甘ったるすぎて死にそうだ。
そんな教師や上司はほとんど存在せず、腹いせだったり、
自分の弱さや嫉妬から弱者(生徒や部下)を虐めているにすぎない。
フレッチャーだってそうで、自分の完璧主義やコンプレックスから
生徒たちにしていることはほとんど殺人と言って良い。
(椅子投げるあたりは殺人未遂として成立するっしょ)
そしてそういう人格を持つ"指導者"は沢山いる。



音楽に対する溢れんばかりの愛→狂気という構図はクリシェだけど、
それが私が「観たいと思う」映画なのだろう。
セッションでは誰一人、心底音楽を愛しているように思えない。
成功の道具や、虐待の道具、またその虐待に歯向かうための道具にしか
していない。名のある音楽家たちがこぞってこの映画を批判するのも納得。
私も素直にこの映画に"馴染め"なかった。
だけどラストシーンはそれこそ損得を越えた純粋な音楽の表現によって、
それまでの二人の関係なんてどうでもよくなるほど、
音楽の神が降りてくる様を見せている。
だからやっぱり、あのラストのラスト、数分間は、
音楽の崇高さとスピリチュアルを全力で見せつけられている気がして
とても惹き付けられた。
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プロフィール
 
 

Coco Iijima

Author:Coco Iijima
ヒップホップ・アクティヴィスト
1990年 東京生まれ

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