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お引越し


おめでとうございます。


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11歳くらいのときって、心は完全に子どもなんだけど、
身体が少しずつ大人になり始めて、それについていけなくて焦ったりする。
私は「もう自分は大人なんだ」って諦めがつくのが
15歳を過ぎてからだったような気がする。
恥ずかしながら、それまでは生えてくる陰毛が嫌で嫌で、
意地になって剃っていた。15歳くらいになって剃るのをやめた。
今でもあの産毛のような陰毛を初めて発見したときのショックは忘れない。


1993年の相米慎二監督『お引越し』という映画見て、
あの頃の気持ちが、とてもみずみずしく、リアルに思い出された。

小学六年生の漆場レンコは、ある日両親が離婚を前提しての別居に入り
父ケンイチが家を出たため、母ナズナとともに二人暮らしとなった。
最初のうちこそ離婚が実感としてピンとこなかったレンコだったが、
新生活を始めようと契約書を作るナズナや、ケンイチとの間に挟まれ
心がざわついてくる。揺れ動く11歳の少女の気持ちの葛藤と成長を、
周囲の人々との交流を通して描くドラマ。
(wikipedia)







特に主人公が着ている服、持っているぬいぐるみや雑貨が
自分の子どもの頃のものと似ていて、あの頃がよく思い出された。
この映画、最初は主人公とその周りの日常を描いているんだけど、
終盤からどんどん心象風景を反映した描写になってきて、
とってもアヴァンギャルドです。

やべーーこれ絶対哲学のやつじゃんって思ったね。
フロイト?多分フロイト。
両親の別居(ほぼ離婚)という事実は子どもにとって、
それまで当たり前だったもの、自分の手中に収まっていると思っていたものが
実は最初から自分のものではなかったことを思い知らされることだ。
親は自分のためにあり、親の婚姻関係も自分のために未来永劫続くだろうと
思っていたのは大きな勘違いだった。
親はそんな崇高な存在ではなく、別居もすれば離婚もする。
新しい恋人が出来れば子どもを捨てるかもしれない。
子どもはそれを理解しなくてはいけない。



mqdefault.jpg
http://tsutaya.tsite.jp/item/movie/PTA00008M8BW



この映画で描かれる祭りのシーンがアヴァンギャルドだと言ったけど、
実際の思春期の成長の過程のほうがよっぽどアヴァンギャルドだ。
毎日変化の連続で、心も身体も正気ではいられない。

そのアヴァンギャルドな祭りが終わった後
少女は大人になっている。
お引越すことは大人になることだった。
そして、大人とは何もすごくないんだということを知る。

私は、セックスという行為がどんな雰囲気で行われるかを、
映像だか漫画だかで初めて知ったとき、大人の本性を知ったと思った。
普段あれだけ規律に従い、感情的にならない"立派な"大人達が、
あんな風に我を忘れ恍惚に浸るのが信じられなかった。

そんななか、勉強したり恋したり、好きなことや苦手なこと見つけたり、
人格が形成されていくけど、待ち受ける"大人"は自分が想像していたより
遥かに未熟。それでも生きて、次の世代へと引き継いでいかなければならない。
いつも、未熟なままでは人の親になんてなれないと思っていたけど、
今、私も子どもが欲しいと思いました。


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プロフィール
 
 

Coco Iijima

Author:Coco Iijima
ヒップホップ・アクティヴィスト
1990年 東京生まれ

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