been dazed and confused for so long 

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『フランシス・ハ』と『インサイド・ルーウィン・デイヴィス』


フランシス本ポスタービジュアル_convert_20150926001710
(http://espace-sarou.com/)

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(http://camerasidechats.com/)



才能があるから有名になって「売れる」わけではない。
才能がないからうまくいかず、失敗するわけでもない。

若者はいつの時代も、運に翻弄されるばかりです。

最近観たこの2本
ノア・バームバック監督の『フランシス・ハ』と
コーエン兄弟監督の『インサイド・ルーウィン・デイヴィス』は、
少し似た話だった。




現代の27歳、フランシスはニューヨークに住む、
モダンダンサーを目指すも、芽が出ない女の子。
親友と一緒に住みたいがため彼氏と別れたり、
依存的な友人関係のせいで精神的な自立ができていない。
所属するダンスチームではいい役をもらえず、
事務員にならないかとまで言われる。
そのうち、ダンサーよりも振付師としての能力を伸ばし、
そこに希望を見出していく。


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(http://www.thecoast.ca/)





1960年代の27歳くらいであろうルーウィンは、
同じくニューヨークに住み(居候し)、
フォークシンガーを目指すものの、同じく芽が出ない。
バーで歌ったり、友人のレコーディングにコーラスで
参加したりするも、結果はついてこない。
レコード会社に売り込むため、シカゴに出向くも、
トラブルに見舞われ、しかも売り込みは失敗し、
寒いシカゴから、寒いニューヨークまでヒッチハイクで戻る。
最後まで希望は見えない。


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(http://www.thenation.com/)





二人とも、焦りや不安はあるものの、
どうにか自分のやりたいことをやって毎日を生きている。





才能があって、一生懸命やっているけど、タイミングが合わず、
不運で消えていったアーティストはごまんといるだろう。
才能が無いのは分かってるけど諦めきれず、
しがみつく人もいる。
才能が無いのに運やコネで、富も名声も享受できる人もいる。

指くわえて待っていたって何も起こらないし、誰も助けてくれない。
そんなこと分かってるから自分から動くけど、
それでもうまくいかないから辛いね…

まわりが徐々に出世していったり、身を固めたりするなか、
自分のステータスは10代の頃となんら変わらないのです。




だけど、両映画とも、それを悲観するわけでもない。泣いたりしない。
特に『フランシス・ハ』みたいに、女の子の人生を描く映画って、
恋愛の壁にぶち当たったり、泣いたりするのが常だけど、
特にそんな描写はなく、本人は気丈なのが妙に生々しい。
最後に少しだけ見える希望はとても美しいけど。


frances-ha_convert_20150926002939.jpg
(http://www.leftlion.co.uk/)




一方、ホームレスであり、
音楽の相方だった友人にも自殺され、
手を出した音楽仲間の妻を妊娠させ、
トラブル降りかかりまくりのルーウィン。
自分のことだけで精一杯。
だけどこちらも泣いたりせず、特に嘆きもせず。
淡々と落ち着いて、音楽を続けていく。


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(www.homecinemachoice.com/)





そんな二人の姿は、地味だけど、勇気付けられました。
報われないなんて、そんなの当たり前ですよね。
(逆にうまくいっちゃったら次は転落が怖いし。
うまくいってない状況って未来に期待の余地がある状況だし。)

ルーウィンの音楽仲間、ジャスティン・ティンバーレイクも
笑っちゃうようなヘンテコな曲で人気を得ている。
こういうのすごく分かるなー。。
「なんでこんな奴がうまくいって自分は…」ってやつ。
私の場合、頭カラッポでミーハーでしかない友達が
成功していたりチヤホヤされたりして悔しい。
不公平な世の中よ、ほんと…
それを嘆いたことのある人にはぜひ観てほしいな。





こちらが問題のシーン…
大爆笑したけどやっぱジャスティン歌うまいしカッコいい!







ちなみに、『インサイド・ルーウィン・デイヴィス』は、
実在のフォークシンガーをモデルに撮られたそう。
ルーウィンみたいに、最後まで報われなかったミュージシャンの音楽を聴けるのが、
彼らがやっとの思いで出せた希少なレコードだったりする。
その中に、すばらしい音楽が眠っている。

有名な音楽、CD化、デジタル化された音楽以外にも名曲は必ずある。
だから、レアで本当に良い音楽に出会いたいとき、世界各国、
レコード屋、レコード市に出向くことがどれだけ重要か思い知らされる。






『フランシス・ハ』のタイトルの意味が最後に分かる瞬間。いいね。
名前は一生ものの自己表現。





私は、少しずつライターとしての活動始めています。
それを機に、このブログの名前の表記を本名に変えました。
下っ端がペンネームって生意気だしね。
写真も自分の顔。

何度も蹴落とされたり、酷い待遇受けて嫌な思いもしたけど、
諦めないね。なんか、強いモチベーションで「諦めない」
とかじゃなくて、しがみつくことが常になってる。
なんだかんだで、学校が死ぬほど嫌だった私を
救ってくれた業界ですからね。

私もフランシスやルーウィンと同じ。私だけじゃない。
私のまわりには、才能もセンスもあって、努力も勉強もしていながら
芽が出ない人たちが沢山いる。
世の中に、業界に、「あなた方が今知らない世界がまだまだあるのよ」
と言いたい。もっと世界の片隅を見てみてほしい。


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Everything But The Girl


音楽のあれがいいとかこれがいいとか、
言葉で説明するのは本当に難しいです。
音楽の快楽はきっと魂によるもので、
魂は言葉とはなんら関係ないものだと思うから。
でも頑張って説明します。ブログやってんだし。
みんな、自分の思いを表現してくれる言葉をどうにか紡いでるんだから。
私も頑張ります。


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(YouTube)




エヴリシングバットザガール (以下ebtg) は、イギリスのデュオ。
トレイシーとベンの夫婦です。
80年代から2000年くらいまで活動していた、
ジャンルで言うと、ハウスなのだろうけど、
初期はよりポップな曲が多く、おしゃれなニューミュージック感が強い。


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(www.rollingstone.com)


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(mobile.ebtg.com)


415150XECWL.jpg
(amazon.co.jp)



ebtgは音もそうだけどヴィジュアルもおしゃれ。
この上の写真なんかユルゲン・テラー撮影だし!
90年代のクールブリタニアの真っ只中にいた感じが
うらやましいぜ。




夫婦デュオって可愛くて好き。
日本の夫婦DJのDazzle Drumsとか、去年プレイを生で見たとき、
あんまりに素敵で憧れてしまった。
互いの耳元で小さく打ち合わせしているのが可愛かった。
選曲もとても良かったし、確かなグルーヴがありました。
それで、「あ、この二人、エヴリシングバットザガールみたい!」
って思ったの。
私も音楽の才能があったら、素敵なDJやミュージシャンに出会って
カップルで活動したいな。今世では叶わないことだわ。





Flipside



歌詞が難解だけど、とても心地よくておしゃれな音ですよね。
10月の曇りの日、首都高走りながら聴きたい。
(車運転ちょー苦手だけど)




Before Today



水中を漂ってる感じ。この人たちって、水中でも空中でも、
漂ってる感出すのうまいよね…




Missing



これは結構有名でいろんな人にリミックスとかされている。
このMVの最初に出てくるロンドンの街並み、
西の下のほうのFulham Broadwayっていう町なんじゃないかと思うの!
ロンドン行ったときに一泊だけしたんだ。
夜に着いたからポッケに手突っ込んで、
これと同じように道路の真ん中歩いたりした!




Wrong



ハウス色がとても強い。
クラブでハウスを聴きながら踊るときって、
何か神的なものに降伏するような気分に陥ることがあるけど、
この歌詞は
「あなたがどこへ行こうと着いて行く。私が間違っていたから」
という、ちょっと気持ち悪い降伏を歌うから、
それがハウスの気分に合致するのよね。




Low Tide of The Night



大人の夜は楽しくてセクシーだけど、
それに比例して孤独で寂しく、怖いものだ、
ということを意味しているに違いない。
何十回でも、何百回でもリピートできてしまう。




キャリア後期でベンが病気にかかってしまい、
二人での活動は停止してしまったけど、
もう一度やってほしい。二人の今の音楽聴きたいよ。








番外編:あの頃の二人(髪型ヤバすぎベン可愛すぎ)

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エンブレム問題


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ぐるぐる色んな思いが渦巻いているので、
なるべく簡潔に。

時事問題に口を出すと本当に面倒なことになるので、
いつもミュート決め込んでる私だけど、
今回のエンブレム問題、そろそろ落ち着いてきただろうし、
私なりに思うことを整理してみました。




1.
エンブレムが発表された当初、個人的にはダサいなと思ったし、
残念に感じたし、1964年の亀倉雄作の東京オリンピックエンブレム
と比べ、どうしても劣ると感じた。
だけど、テレビでもネットでも報道されまくって、
あのロゴのコンセプトや、ロゴから派生して提案できるグッズなど
色々知って、「プロの仕事」を見せられた気がした。
そこは素直に尊敬というか、すごいなって思った。
だけどどうしても好きにはなれないんだ、あのロゴ。




2.
どう考えても、ネット民を中心とした佐野さんへの誹謗中傷はひどい。
例え、仮に、佐野さんが盗用していたとしても、
あんな風に中傷する権利はない。
佐野さんの過去の仕事に問題があったり、対応の仕方が悪かったとしても、
あそこまでのリンチは許されない。
ひどいものでは「自殺しろ」とかいう書き込みも見た。
そんな書き込みをすること自体、犯罪行為だということを分かっていないのか。
それこそ書き込んだ人を吊るし上げた方が良い。
中傷しないまでも、蔑み、ネタにして笑うような風潮を作る
民度の低さにはつくづくあきれた。だけどそれは私も同じことで、
「あんまりに叩かれている佐野さんが可哀想」と感じるまで、
なんとなく面白がっていた自分を今恥じています。
佐野さん、その部下、家族の受けた傷の代償を、誰が払うんでしょうか。




3.
オマージュ、パロディー、パクリの線引きはどこからで、誰が作るのでしょうか。
パクリの中でも、どこまでがセーフで、どこからがアウトなのでしょうか。
それは誰がどこで教えてくれるのでしょう。
私は芸術学部を卒業したけれど、そういった授業は無かった。
パクることがこんなに問題になってしまうのなら、
芸術全般を教える大学は、その線引きはどこなのかを授業したほうが良い。
今回の件で、国民全員が、デザインという仕事について、
オリジナリティについて、よく考えさせられたと思う。
それを学びたい人、学ぶべき人は沢山いるはず。
日本の芸術教育は、非常に非常に未熟だと思います。




4.
国立競技場の問題もあって、なかなかの難産になりそうな東京オリンピック。
オリンピックが原因になって経済破綻しそうになってる国もあるから、
日本のことも考えると末恐ろしい。
そもそも30年以内に70%の確率で直下型地震が襲うと言われている東京で、
どうしてあそこまで招致頑張ったのでしょう。
それでも、オリンピックやスポーツ全般に全く興味の無い私でさえ、
みんなが同じ目標に向かって頑張って、世界中から人が沢山来てくれて、
そうやって活気づくのなら嬉しいなーと思いました。
「TOKYO」と発表された瞬間、大の大人達が子供のように
はしゃいで狂喜乱舞する様は見ていて嬉しかった。
やると決まってしまったものはしょうがない。
楽しく迎えて、終わってからも後味が悪くならないよう、
なるべく協力的な姿勢を貫きたい。
(私が何に協力できるのか分からないけど)
全てを乗り越えて、良い結果に終わってほしいと願います。




上のイラストは、イラストレーターのAki Ishibashiさんのもの。
インスタグラムでフォローしてて、このイラストが出てきた。
かわいいね、ゆるエンブレム!
優しいコメントにもとても感銘を受けました。
アカウントこちら
 
 
プロフィール
 
 

Coco Iijima

Author:Coco Iijima
ヒップホップ・アクティヴィスト
1990年 東京生まれ

気になることあったらコメント、
またはメールaaliyahr.kelly2001@gmail.com ください。
大歓迎です。お仕事のご依頼も上記アドレスまで。

 
 
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