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Rene Gruau


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ルネ・グリュオのイラストって「大人の女」すぎて、
「好き」を公言するのがちょっと生意気な気がしていました。
だけどそろそろ手出してもいいかなー。
テイストとしてガーリーもロリも大好きだけど、
現実の自分はどんどんそこからかけ離れていくわけですし。

ルネはイタリアのファッションイラストレーターで、
40年代〜70年代、VOGUEの紙面やディオールの広告などを彩ったそう。



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色と(特に赤や黒や黄色など、少しの色しか用いない)、
構図と(ここを選ぶか!っていう斬新な切り取り方)
線が(シンプルな線だけで女性のフィギュアを表現する)
とても特徴的で、特に彼が活躍していた時代では新鮮だったでしょう。



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ちなみに私、この人と同じく、左目の下にほくろありますのよ。



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ファッションイラストレーションとは便利で、
ファッションの世界観を伝える一番重要なポイントですよね。

ファッションデザイナーは考案したデザインをイラストで表現する。
イラストを見たパタンナーに実際に服を使ってもらうから、
そのイラストでどれだけ自分の世界観を表現できるかが重要。
絵が描けない人はファッションデザイナーになれない、
とよく聞くのはそういうことだったのね。
(もちろんデザイン、パターン両方やる人もいるけど。)

だから「世界観」を伝えるためには、事細かな服の情報よりも、
雰囲気が重視されたりもする。


ルネはファッションデザイナーではないけど、
そのシンプルなイラストから、実際の服が目に見えるよう。
クリスチャン・ディオールや、きっと他のデザイナーも、
ルネのイラストにインスパイアされたことでしょう。



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セクシーで女性らしいけどマニッシュで、上品で強い。
孤高で自由で、人生を謳歌している。タバコが似合う。
ユーモアもあって、恋愛経験も豊富なんでしょうね…
年齢はきっと40、いや50かも。こういう大人になりたい。

ロリ至上主義の日本ではそこまで受けてないかもしれないけど、
ルネを好きになれば、年を取ることが楽しみになりそう。



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クラブカルチャー!湯山玲子


今年もBody&Soul行ってきました。
晴海客船ターミナルで毎年やってる、
ハウスミュージックの大きなイベントです。
90年代のニューヨーク発祥で、
歴史も人気もものすごいイベント。


去年は死ぬほど楽しかったけど、
今年はあまりにつまらなくて拍子抜けするほど。
退屈でしかたなくて、最後まで居ずに帰ってきちゃった。

でもクラブって(B&Sはクラブじゃないけどさ)
そういうものなんですよね。
とても博打的で、当たり外れが激しくて当たり前。
ハズレは痛いよ〜大金払って体力使って、
それで一切楽しくないんだもんね。
それでも私は、そしてきっと多くの人は
クラブ通いをやめない。




ダウンロード



湯山玲子先生の「クラブカルチャー!」という本があります。
2005年発行で、当時とそれ以前(そしてきっと未来も)の
クラブカルチャーが生き生きと描かれています。
クラブの成り立ち(ディスコからクラブへの変容)、
クラブ音楽や周辺の事情などなど、事細かに記録され、
解説されています。


その流れは、まるでDJのロングセットのよう。


ジュニア・ヴァスケス体験記

クラブとは、クラブという空間と時間

イビサについて

アジアのクラブ

クラブと映画

レイハラカミ、菊地成孔、宇川直弘

インターネットとクラブ

ゲートクラッシャー、イギリスのクラブ文化

東京ダンスシーン

パラダイスガレージの伝説



大体こういう流れで、これはまさに、
DJが夜の始めに思いっきり無機質なハウスを一通りかけて、
そのあとちょっと変化球を入れつつ、
一旦少し落ち着かせるように単調なものをかけたあとは、
ディスコやダンスクラシックス(それがまさしくガラージ系)で
悦に浸らせるプレイのよう。
湯山先生はそれを意識して書いたに違いない。

私がああだこうだ言うより、
アマゾンの書評がどれも素晴らしいので、
引用させていただきます。




冒頭の6行で、音が立ちのぼってくるような感覚を覚え、
そのまま一気に読みすすめました。
「クラブ」それ自体や音楽だけではなく、
「周辺の空気」(まさにクラブ「カルチャー」!)までをも網羅し、
「クラブ的」という新しいけれど曖昧だった価値観を、
鮮やかに言葉にして提示してくれます。
読みながら何度も「そーなんだよ!」と
盛り上がる(ピークタイム?)こと必至です。
パーティピープルはもちろん、 あらゆる音楽関係者、
そしてエンジニアに読んで欲しい一冊です。
そして読み終えたとき、すぐにでもパーティに向かいたい
「うわついた」気分になっている事でしょう。





グローバル社会といえども、世界十数カ国の「クラブ」に
潜入→体験し、ここまでの著述にまとめあげた人はいないのでは? 
それだけでも一読の価値有り。
若い頃にイギリスでクラブ三昧をしていた経験から言うと
、著者のニューヨークでの初体験の記述は圧巻。
ありがちな反体制の愛のあるロマンにも偏らない、
事後観察眼には恐れ入った。
クラブに行きたくなるなぁ〜。久しぶりに。





~第一章でのジュニア・ヴァスケス体験記は、
音質・音圧メインのサウンドシステムの中、
DJとオーディンエンスの相互関係において生まれる
フロアーの空気感、そして、その快楽的な空間で踊る、
という行為によってしか体験できない感覚が非常に
リアルな言葉で綴られている。普段クラブで踊っている人なら、
この記述によって自らのクラブ体験がフラッシュバック
してくるような錯覚に落ち入るだろう。
ついつい、クラブミュージックでもかけながら
読んでしまいたくなるほど、この書き出しには
”クラブ”そのものが描かれている。
世界中のパーティーに自ら足を運び、
”その場で踊る”ということでしか理解できないセンスを
体感した彼女の独特の視点によって繰り広げられていく、

中略
世の中にどれだけ”クラブ”から派生した価値観があるのかを実感しました。
クラブ好きな人、音楽関係者だけでなく、他業界の人から
クラブの”ク”の字も知らない人達にもかなりオススメの一冊です。





この手のポップカルチャー関連の本って、書き手の主観が強すぎて
「それお前の思い込みだろ」と突っ込みたくなるようなものか、
あるいは突然目覚めちゃった系の学者さんとかが頓珍漢なことを
書いているものの2通りが王道なんだけど、この本はちがう。
自分のクラブ体験を、社会の中にきっちりとポジショニングして
「クラブ」という体験の本質がかなり冷静に丹念に描写されている。
クラブ好き、元クラブ好きの多くも納得がいく内容だと思うし、
クラブ経験が浅い人にもクラブの楽しみ方やエッセンスが
伝わる一冊だと思う。
クラブは毎回一回限り=再現不可能なエンターテイメントだから、
書籍という形で、しかもこのように的確に記録されることは、
文化史的にも意味があることだと思う。ちょっと大げさ?









クラブに関して、ああだこうだ思っていたことを、
うまく言葉で表現してくれている。
クラブカルチャーから派生して、様々な事象を
ピックアップしてクラブカルチャーと関連づけているけれど、
決して無理矢理ではなく、しっかり落とし込まれているから
面白い。






クラブに行くことは(もちろんクラブを経営し、イベントを主催することも)
本当にギャンブルのようです。この本でも書かれている通り、
その日当たるか外れるかは、自分の体調や気分はもちろん、
DJの調子、周りの客のテンション、世間の空気などなど、
様々な要因が入り組んで決まっていきます。
(それも、自分の気分がいいから、周りのテンションが高いから
当たるというわけでもないから難しい)
それが上手く化学反応したときに、信じられない快感が生まれる。
本当に神が舞い降りたような、神に触ったような感覚になる。
神は信じていなくても。
そしてそれを一度でも知ると、後戻りできない。


大きなパーティでも、内輪でやってる小さなパーティでも、
信じられないようなグルーヴが生まれることがあります。
音楽や会話や、ときには恋心のムーブメントがそれを形成する要素。
だからどんなことがあっても服を着て、化粧して、姿を見せよう。
そこから色んなものへの繋がりや出会いが生まれる。
それは生きることの意味にさえなりうる。

良いパーティは一生忘れない。
なんら生産的でなくても、心と体でグルーヴを感じることは
神秘的なものに一歩近づけたことの証でもある気がします。




ところで著者の湯山玲子先生、私の母校の大学の講師なんです。
10年位前だけど、「デトロイトテクノの帝王」といわれる
ジェフ・ミルズをゲスト講師として連れてきたこともあるそう!
在学中は履修の関係で湯山先生の授業をとれなかったので、
もう卒業した身だけど、こないだ聴講してきました。
あんまり大したこと話せなかったけど、
次はクラブカルチャーのこと、色々聞けたらいいなあ。
緊張するーーー!!





ジゴロインニューヨーク


性の世界はとても奥深く、性のあり方や、
自分・他人のセクシュアリティなど計り知れない。
セックスとは天国にも地獄にもなりうる、
なんとも強烈なテーマですよね。
科学的にも精神的にも少しずつ解明されているのだろうけど、
まだまだ未知の世界。

特にそれを商売とするとなると、多くの場合は反感を買い、
蔑まれ、「堅気」の道では生きられなくなるという。
需要は常にあるけれど、「必要悪」として、
しょうがないものとして存在しているような。

その感覚(偏見?)を少し変えてくれる映画に出会いました。




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「ジゴロ・イン・ニューヨーク」

監督は、主演も務めているジョン・タトゥーロ。
ウッディ・アレンのコンビでとてもいい味見せている。



ウッディアレン演じる古書店主マレーは、
不況の煽りを受け、店を畳むことに。
ひょんなことから従業員だったジョン・タトゥーロ演じる
フィオラヴァンテとともに、男娼ビジネスを始める。
フィオラヴァンテが男娼、マレーはポン引き。
商売は軌道に乗り始めるが、客として出会った
アヴィガル(ヴァネッサ・パラディー)と恋に落ちる…

といった、まあよくある話です。
(よくはないか。)


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この映画はコメディーだし、借りるときも気軽に選んだけど、
性のあり方というか、女性の性についてもよく考えさせられました。
抑圧されがちな女性性は、社会や宗教の規範のなかで、
無いもののように扱われている。
アヴィガルはユダヤ教信者で、死んだ夫はラビ(ユダヤ教指導者?)で、
夫亡きあとも、ユダヤの教えと貞操を固く守って慎ましく暮らす。

そんなアヴィガルも、あるきっかけからフィオラヴァンテの客になる。
といってもセックスは無しで、背中のマッサージだけ受ける。
(本当は肌を触らせることさえ禁止されているけど。)
そのシーンはもう、涙無しでは見れなかった。

長い間体に触れられたことのない彼女が、
(というか夫にさえ触れられなかったらしい)
初めて男性から触れられるときの、緊張や寂しさや、
喜びや安堵や解放が、これでもかというほど伝わってきた。
号泣しながらマッサージを受ける彼女を見て、
嗚咽しながらもらい泣きしてしまった。
ヴァネッサ・パラディーうまいなー。




そのあと、色々あって、アヴィガルは別の男との愛を育み、
フィオラヴァンテは男娼を辞めてしまいますが、
やはりコメディ映画。というかウディ・アレン!
また別の方向に楽しく人生が転がっていきます。

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フィオラヴァンテの別の顧客であるシャロンストーン。美脚!
母性的な雰囲気でフィオラヴァンテを包み込む様はさすが。








セックスワーカーは蔑まれてしまう存在だけど、
人の体も心も癒す天使のような存在にもなりえる。
尊い職業だと思いました。
人の寂しさを、その時だけだとしても埋めることができる。
彼ら彼女らに対する見方が大きく変わりました。

19世紀のロシア文学では、娼婦は蔑まれると同時に、
誰もやりたがらないがどうしても必要な仕事を引き受け、
人を癒す存在であるから、女神のように崇められてもいた
と聞いたことがある。
世界最古の職業とも言われているらしいですし。
19世紀のロシア文学なんて読んだことないけど…。


「ジゴロ・イン・ニューヨーク」は最近レンタルが
始まったみたい。ぜひ見てみてください。
「性」や「売春」についての感想ばかり書いてしまったけど、
笑えるシーンも多くあり、とても面白かった!
秋のニューヨークがとても綺麗。
遠い季節が恋しくなるようでした。


 
 
プロフィール
 
 

Coco Iijima

Author:Coco Iijima
ヒップホップ・アクティヴィスト
1990年 東京生まれ

気になることあったらコメント、
またはメールaaliyahr.kelly2001@gmail.com ください。
大歓迎です。お仕事のご依頼も上記アドレスまで。

 
 
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