been dazed and confused for so long 

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NAN GOLDIN


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ナン・ゴールディン。
アメリカの写真家。

15歳の頃から自分の周りの人たちを写真に撮り始めたらしい。
簡単な言葉で言ってしまえば不良だった彼女は、バーや
クラブにいたドラーグクイーンたちを撮っていた。
セルフポートレートもあるし、バイセクシャルの彼女は
恋人を撮った写真も多い。

彼女の写真を見てると、痛みが想像出来て
本当に心がズキズキして、でもすごく綺麗な気持ちになる。



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ゴールディンの親友だったクッキーのお葬式


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この上の写真は正に恋愛関係、もっと言えば人間関係の難しさを
表してる。誰もが行き詰まった時にこういう気持ちを、
こういう構図を頭に描くよね。





そんなにこだわって撮影してるわけでもなさそうなのに、
私がこんなの撮ろうとしても叶わないんだよなあ。
写真がうまいってこういうこと言うんですね。


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「Contacts」っていう世界のポストモダン系の写真家のインタビュー
が入ってるDVDがある。何作かシリーズ化されているけど、
日本語訳がついてるのは一つだけだそうで。

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ナン・ゴールディンの他に、ジェフ・ウォールとかソフィー・カルとか
日本人ではアラーキー、杉本博司が出てくる。それぞれすごく面白い。










最後の言葉が心に響いた。学校の授業でこれを見せてもらって
その場で泣いてしまいそうになりました。

「アンダーグラウンドやドラッグカルチャーを写していると誤解
されますが、私は、人間でいることやその痛み、生きていくことの
難しさを写しているつもりです。」


生を受けた時点で至難の連続で、
いくつになってもうまく生きられないし、
何をやっても満たされないよね。

本人の言う通り、それが写真に表れていると思います。
でも絶望的なわけではなく、写真自体がすごく綺麗だから
救われる。




ナン・ゴールディンがこう言っているわけではないけれど、
自分にしか撮れない写真っていうのは誰にでもあると思う。
月並みな言葉でしか言えないのが悔しいなあ。
綺麗な風景や綺麗な人の写真はたくさんあるけど、
自分にとっての特別な風景や特別な関係の人の、
その特別性は自分にしか撮れない。
だから、そこにいた証として何かを残すのに、
写真はすごくロマンチックな方法だ。
そういう対象を撮れれば、
別にうまい写真じゃなくてもいいかなあ。


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ギャロのクリエーション


言わずと知れたヴィンセント・ギャロ。
アメリカの俳優、映画監督で、ミュージシャンや画家でもある。


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ワガママで神経質で完璧主義で冷酷でナルシストで、
救いようが無いような人。絶対に友達になりたくない、
近くにもいて欲しくない。そんな人。たぶん。


俳優とか、表に出る人って普通そういう所隠すし、
なるべく良い印象持たせようとするけど、
ギャロは全部さらけ出して、一切の欺瞞を排除してる。
だから見ていて面白いし新鮮だし信用できる。
それでクリエイションも最強にイケてるから
カッコいい。





98年の監督作「バッファロー'66」で、

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確かDVDの特典映像の中の
インタビューで俳優の演技について聞かれて、
主演のクリスティーナ・リッチのことはベタ褒めするけど、
母親役の女優のことをボロクソ言っていた。
「あいつの演技は最悪だった。あいつが俺の映画を台無しにした。」
みたいなことを。すっげーな、と。どんなにぶっ飛んでても
少しはお世辞言うっていうか、オブラートに包むのに…。

映画そのものは傑作そのもの。しょーもない救いようの無い童貞が
女神みたいな女の子と出会って母性に包まれる話。
映像も音楽もセリフも完璧だ。全てのシーンがすごい。
とにかく見てください。90年代を代表する映画です。





2003年の「ブラウン・バニー」はさらに(?)傑作。

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恋人を亡くしたレーサーの男が喪失感丸出しで街をさまよう話。
最後に恋人が男の妄想上で現れて、話し合って、男はずっと
うつむいて、恋人がフェラチオする。私が見たときはぼかしが
入ってたからそうでもなかったけど、無修正はもっと生々しいと思う。
フェラなんてAVで何回も見たことあるよって人も、
こんなに衝撃的なフェラチオは無いと思うな。
(しかも恋人役のクロエ・セヴィニーはギャロの元カノだって言うし。
信じられないなあ。)

でも全然いやらしくなくて、それまで1時間以上男の心情とか行動を
見させられるから、なんか感情移入するっていうか、フェラで感動して
泣きそうにまでなったよ。AVの性は匿名的だからエロいだけだけど、
感情移入した相手の性は、愛おしいし、共感するし、心が揺さぶられます。
失恋とか喪失の絶望が伝わってきてヒリヒリした気持ち。
すごいものを、ギャロはぶちかましたなーと思います。





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普通に俳優として主演したイエジー・スコリモフスキ監督の
「エッセンシャルキリング」では、米軍から逃げ回るアラブ人テロリスト
を演じてるのだけど、セリフが無くて顔と体の演技がすごいの。
頑張って逃げてるところカワイイし。母性をくすぐられる。
だから監督やらせても俳優やらせても、モデルでも何でも
出来ちゃうんだなーて。奇跡みたいな人だ。天才だ。
松本人志にも似てるしね!

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ギャロ好きって言えばイケてる感出るし便利。
オシャレに思われたかったらギャロ!
口癖みたいにギャロって言えば超かっこいいよ!




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GAY風


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最強ハイパーオシャレ雑誌として名高い「purple」の
表紙も飾るなんてさすが!

The Fear


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情報過多、疲れた。

欲望は限りない。井上陽水もそう言ってる。
それにつけこんで、新しいモノがどんどん生まれる。
でも今の世の中、死にたくなるほど便利で、美しいモノは
溢れていて、これ以上何を望めば良いか分からない。



私ね、人類はこのまま進歩を続けて、あまりの便利さゆえに
何もしなくなってしまって、滅びると思うの。
文明がいつか人類を滅ぼすっていうのが持論。
文明が発展するほど、本来人間が持っている機能が使われなくなって、
医学が発達しても、生きることは容易でなくなると思う。
ドラえもんの「ブリキの迷宮」って映画があって、
子供の頃よくビデオで見てたけど、あれは正にそうで、
未来の人間はもう自分の力で歩くことさえできない。


便利なものは人間から色気も奪う。
パソコンや携帯電話が無かった頃は今では考えられないほど不便だけど、
知らないことが多いからこそ幸せだったりもするし。
電子書籍もデジタル写真も、セクシーじゃないなあと思う。
デジタルには色気がない。前にもこのブログで書いたか。
とにかく、アナログ写真なら写ったかも分からないフィルムを
水や薬品を使って現像・プリントして、印画紙に像が浮かび上がってくる
瞬間は何とも言えない。面倒くささが、もどかしさがセクシー。
暗室っていう、存在自体がエロティックな部屋に入ってやることだから、
それはもう色気がある。写真家たちはそうやって暗室で色々なことして、
子供が生まれたなんてこともあると思う。
本でも同じで、電子書籍はただ読む分にはいいかもしれないけど、
コミュニケーションが遮断される。図書館や本屋の存在が重要じゃなくなって、
誰かが読んだ本を手に 取ることもなく、デジタルデータとして文学は読まれて、
それに色気は感じられないと思う。
こうやって、人間は子孫を残すことが少なくなって、滅びると思う。
少なくとも先進国では少子化が止まらずに国が無くなると思う。



今の時代に生まれて、まあ戦争があった頃や、男尊女卑が色濃かった頃よりは
マシかなあとも思うけど、いや、やっぱり、今の時代もキツい。






あとやっぱファッション、キツい。難しい。
なんだかんだで私はいつもファッションのこと考えてるし、
向き合おうと努めているけど、分からないことだらけだ。

ファッションって別に服のことだけじゃなくて、
どういう音楽聴いて、どこで遊んで、何を食べて飲んで、
どういう人間とつるむか、全部ひっくるめてイケてることが
ファッションだとしたら、もうワケが分からないよ。

それに対する答えのようなものが雑誌とかブログで提案されるけど、
(提案してるだけで決して答えではない)情報が多すぎて、
素敵なモノばかりで目が眩んでしまう。
それが雑誌なら毎月、ブログなら毎日のように更新されるわけでしょ。
追いつけるわけがない。

質のいいファッション写真、例えばVOGUEとかの一流のカメラマンが
撮ったようなファッション写真を見ると、本当に素敵で、
素晴らしくて、ため息がでる。魔法みたいで、神業みたいで、
同じ人間がこんなもん作り出してんだって思うと白目むく。
でも素敵すぎて買う気にもなれないの。お金に余裕があっても。
小宮山書店って、神保町の古本屋があるんだけど、そこには
「VOGUE ITALIA」とか「purple」とかイケてるファッション誌が
大量に置いてあって、多すぎて、逆に一冊も手に取る気にならない。
今より感度が高かった高校生のときに行ってたら興奮して鼻血出てただろうと思う。




疲れてしまった。何を選んでいいのか分からない。
でもみんなだって分かってないでしょ。(私だけかな?私やっぱナイーブすぎ?)


こんなような文章、このブログに何回も書いてきたけど
まだまだ書ける。これは結構、私の生涯のテーマかも知れん。



だから今日決心したの。

この時代に生まれたんだから、この時代の生きづらさと向き合っていこうと思う。
私、頑張るよ。










ちなみに。




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VOGUE ITALIAの9月号に友達が撮った写真が載りました。
別冊子の中の小さな記事の写真だけど、世界一イケてて
注目率ナンバー1のファッション誌に載るなんて、
ものすごい名誉なことだと思います。おめでたい。
本屋さんで手に取ってみてください。



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プロフィール
 
 

Coco Iijima

Author:Coco Iijima
ヒップホップ・アクティヴィスト
1990年 東京生まれ

気になることあったらコメント、
またはメールaaliyahr.kelly2001@gmail.com ください。
大歓迎です。お仕事のご依頼も上記アドレスまで。

 
 
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